体内の「炎症」を抑えましょう⑧
今回のテーマは「体内の「炎症」を抑えましょう⑧」です。EPA、DHA、アラキドン酸は脂肪酸です。
脂肪酸の種類は、常温で固まる脂の「飽和脂肪酸」と常温でも固まらない液体の油の「不飽和脂肪酸」の2つに分かれます。
「不飽和脂肪酸」は、さらに3つに分かれます。
〇オメガ3系脂肪酸・・・「EPA」「DHA」「αリノレン酸」等。魚油やエゴマ油、アマニ油、チアシードオイル、クルミなどに多く含まれます。
〇オメガ6系脂肪酸・・・「リノール酸」等。ベニバナ油やコーン油、大豆油、ひまわり油など、揚げ油やサラダ油としてよく使われる油に多く含まれます。
〇オメガ9系脂肪酸・・・「オレイン酸」等。オリーブオイルや品種改良した一部のベニバナ油やヒマワリ油などに多く含まれます。
オメガ3系のひとつである「αリノレン酸」は体内でその5%程度がEPAやDHAに変換されます。
オメガ6系のひとつである「リノール酸」は体内でアラキドン酸に変換されます。
まとめると、次のようになります。
オメガ3系脂肪酸は、EPAやDHAになって炎症を抑える。
オメガ6系脂肪酸は、アラキドン酸になって、摂り過ぎると炎症を促す。
オメガ9系脂肪酸は、炎症にほぼかかわらない。
2022年11月14日 09:25