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体内の「炎症」を抑えましょう⑥

今回のテーマは「体内の「炎症」を抑えましょう⑥」です。

前回のEPA、DHAとアラキドン酸の関係の続きです。

アラキドン酸が多いと炎症が起こりやすくなり、EPAやDHAが多いと炎症が起こりにくくなります。

アラキドン酸が多い細胞が何らかの刺激を受けると、細胞膜からアラキドン酸が外に放出されていろいろな酵素の影響を受けながら、次々と炎症を引き起こしていきます。

逆にEPAやDHAが多いとアラキドン酸の量が減るので炎症を抑えることになります。

最近の研究では、EPAやDHAは、細胞膜から飛び出すと、いろいろな酵素の影響を受けて、「レソルビン」や「プロテクチン」といった炎症を抑える物質に変わるということが分かってきました。

つまり、EPA、DHAは2つの意味で「抗炎症作用」を持っています。
ひとつは、炎症が起こるのを間接的に邪魔をするということ。
ふたつめは、直接的に炎症を抑える働きをもつ物質に変わるということ、です。
2022年10月24日 08:54

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