体内の「炎症」を抑えましょう②
本日のテーマは「体内の「炎症」を抑えましょう②」です。アンチエイジングには抗酸化が大事とよく言われます。
「酸化」とは、物質と酸素が結合する化学反応のことです。
皮をむいたリンゴの表面が時間が経つと茶色く変色したり、鉄が錆びたりするのは酸化が原因です。
私たちの体も酸化によって細胞が変化し、それにより老化が進みます。
私たちが呼吸をして体内に取り入れた酸素の一部は、化学反応を起こして、「活性酸素」に変わります。
「活性酸素」は強い酸化力で、免疫細胞が体内に侵入した細菌やウイルスなどと戦うために、一定量は必要ですが、増え過ぎると体内の細胞にダメージを与えてしまいます。
私たちの体にはこの活性酸素を抑える「抗酸化力」も備わっています。
その一つに「SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)」と呼ばれる過剰な活性酸素を取り除いてくれる酵素です。
誰もが「SOD」による抗酸化力を持っているので、ある程度は、活性酸素が増えても問題にはなりません。
しかし、炎症、ストレス、紫外線などで活性酸素があまりに増え過ぎたり、加齢などで抗酸化力が低下すると「酸化」が「抗酸化」を上回り、体のあちこちで活性酸素によるダメージを受けてしまいます。
これを「酸化ストレス」と言います。
2022年09月15日 09:56