脳と腸はつながっている⑪
本日のテーマは「脳と腸はつながっている⑪」です。交感神経は活動する時に活発になる神経です。アドレナリン等の物質を伝達させて、心拍を早めたり血圧を上昇させたりします。
反対に副交感神経はリラックスしている時に活発になる神経です。心拍を落ち着かせるなど、交感神経とは逆の機能で、眠っている時などに働く神経です。
自律神経とは、交感神経と副交感神経の総称です。この2つの神経の切り替えがうまくできて、バランスよく働くことで呼吸、心拍、体温、血液循環、消化吸収などの機能を保つことができます。
腸も自律神経によって働いています。
排便を促す腸の蠕動運動は交感神経が優位の時は停滞し、副交感神経が優位の時に活発になります。緊張やストレスで交感神経が高まり過ぎると自律神経のバランスが乱れ、蠕動運動のバランスも乱れ、腸の働きも低下します。そうなると便秘などの不調も起こります。
自律神経を整えるために質の良い睡眠をとりましょう。
質の良い睡眠をとることで、胃や腸で食物の消化吸収が進みます。同時に、副交感神経の働きが高まると腸の蠕動運動が活発になり、腸内細菌のバランスを整えることにもつながります。腸内細菌のバランスが良くなると便通も良くなります。
2022年07月11日 08:56