朝起きた時と夜寝る前に、水を飲もう
本日のテーマの「朝起きた時と夜寝る前に、水を飲もう」は、「健康のために水を飲もう」と「脳と腸はつながっている」両方に関係しています。朝起きた時に水を飲めば、寝ている間に失われた水分を補給し、胃腸の蠕動運動を促す「胃•結腸反射」を誘導するという大きな意味があります。寝起きでまだ動いていない状態の胃腸に、水を飲むことによって活動を開始するのです。
胃に水が入ってくると、その刺激は大腸にまで伝わり、大腸の蠕動運動が活発になり、自然な便意が誘発されます。水分によって便はやわらかくなり、排便もスムーズになるというメリットもあります。
夜寝る前に水を飲むのことも大切です。
私たちは寝ている間に大量の汗をかきますが、その間は水分補給ができません。水分不足になるのがわかっているのですから、事前に水を飲む。そうすることで、就寝中の水分量を保てます。
また、水分不足になると血液の濃度や粘度が高まってドロドロになり、血流が悪くなって、血栓ができやすくなります。脳梗塞や心筋梗塞といった血管が詰まる病気が早朝から午前中に起こりやすいのはそのためでもあります。脳梗塞や心筋梗塞等の疾患の既往歴がある方はなおさら、就寝前に水を飲みましょう。
夜寝る前に冷たい水を飲むと刺激が強いので、飲むなら白湯がおすすめです。
2022年07月04日 21:28