脳と腸はつながっている⑥
本日のテーマは「脳と腸はつながっている⑥」です。「幸せホルモン」ともいわれるセロトニンのほとんどが腸内細菌で生成されています。腸内に90%、血中に8%、脳内に2%存在するといわれています。
腸内で生成されるセロトニンが血液を介して脳に安定的に供給されるためには、腸内細菌が正常に働くことが重要になります。
腸内細菌のバランスが崩れる原因には、動物性脂肪の過剰摂取、睡眠不足、過度な不安や緊張などです。
睡眠不足などによって腸の活動力が低下すると、便秘などの症状を引き起こし、免疫力も低下します。それに伴い、食欲減退や消化力の低下もセロトニンの減少につながる可能性もあります。
このようなことにならないためにもセロトニンを安定的に生成するために腸内細菌のバランスをいい状態で保つことが重要です。
必須アミノ酸のトリプトファンは精神安定作用のあるセロトニンや睡眠を誘発するメラトニンの原料になります。必須アミノ酸は体内では合成できないので、食品から摂取する必要があります。
主に肉類(特に牛や豚、鶏のレバー)や魚介類(特にまぐろやかつお)、豆類、牛乳、チーズなどの乳製品など、良質なたんぱく質を摂る必要があります。
2022年06月24日 08:42