脳と腸はつながっている①
本日のテーマは「脳と腸はつながっている①」です。最近、脳腸相関ということばを聞くことが増えてきました。
脳腸相関とは、脳の影響が腸に何らかの影響をおよぼすこと。またはその逆で腸が脳に影響をもたらす現象のことです。脳と腸ははなれた場所にありますが、自律神経やホルモンが密接に関係しているといわれています。
〇脳が腸へおよぼすはたらき
仕事や人間関係等でストレスを感じた時におなかが痛くなったことはありませんか?この現象はストレスを感じた脳が腸へ信号を送っていると考えられています。
〇腸が脳へおよぼすはたらき
腸は「第二の脳」とも呼ばれ、たくさんの神経が集まっています。
腸内細菌は菌種ごとの塊になって腸壁に張りつき、それが花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれています。
腸内細菌は、人には消化できない食物繊維やオリゴ糖を分解し、多糖類からエネルギーを供給したり、腸粘膜のバリアを高め、水やミネラルの吸収を促進したり、ビタミンKなど多くのビタミンを作り出しています。
さらに、免疫系の発達にも重要な影響を与え、肥満や寿命などとの関連性も報告されるようになってきました。
私たち人間の生命維持において極めて重要であることが明らかになってきています。
2022年06月17日 20:25