健康のために水を飲もう③
本日のテーマは「健康のために水を飲もう③」です。「健康のために水を飲もう①」で言っていたように、体内における水分が占める割合は加齢とともに少なくなり、高齢者は約50%になります。
高齢になるほど水分量が減るのは、加齢により水分を蓄積できる筋肉の量が減るからです。
また、高齢になると肌にしわが寄って、乾燥しやすくなるのは水分不足が原因です。
高齢者が水分不足になるもうひとつの原因は腎臓の機能低下です。腎臓の機能には、
①血液が運んできた体内の要らないものをろ過して排出する。
②ろ過された液体からもう一度必要な水分や栄養を吸収する。
というものがあります。
加齢により腎臓の機能が低下すると、水分をリサイクル・再吸収する力が衰え、その結果、体内の水分量が少なくなりやすいのです。その分、水分をより摂取する必要があります。
また高齢になると脳機能が低下して「のどが渇いている」という感覚を感じにくくなります。
「のどが渇いていない」ではなく「乾いているかわからない」という状態になりやすいのです。そのため水分摂取を積極的に行わないので、水分不足になりがちです。
体内に水分を蓄える機能が低下している高齢者こそ、しっかり水分補給をすることを意識してください。
2022年06月14日 09:00